第12回世田谷稲門会Zoomワイガヤ交流会開催報告

Zoomワイガヤ交流会
Business people shaking hands. Businessmen making a deal, successful business concept. Vector illustration

10月2日(日)に第12回Zoomワイガヤ交流会を開催しました。昨年11月に始めたこの会は今回でちょうど1年になります。今回の参加者は、最近当会に入会されてワイガヤ会初参加のハジヅメさん(1996、人間科学部卒)を含めて8名でした。

今回は、欠席のご連絡を頂いたキハラさん(1961、理工卒)から紹介のあった、「スティーブ・ジョブズの最後の言葉」を情報共有するところから始め、「人生の終わりには、富など、私が積み上げてきた人生の単なる事実でしかない」「あなたの家族の為に愛情を大切にしてください。あなたのパートナーのために、あなたの友人のために」、そして後継者ティムクックに残した言葉「You should never ask yourself What Steve Jobs would do?(スティーブなら何をしただろう?と考えてはいけない)」、これに対してティムクックは「あの言葉があったから、伸し掛かる大きすぎるプレッシャーを和らげてくれた」と語ったとのこと。

これを皮切りにワイガヤの話題は、ヒンディー語の「与格構文」(私はではなく、私に)、利他と利己、贈与の経済学、ホスピタリティとは?安倍晋三元総理の国葬をめぐって、最近よくマスコミやネット上で「分断」(国民を分断する)という言葉を使うが、裏にある真意は?意見が分かれるのは当たり前のこと。国葬は根回し不足だったのではとの指摘は如何なものか?根回しと言った問題ではないだろう!オルテガの「大衆の反逆」、世の中には白か黒かだけで片付けられないものがある。特に日本には広い「灰色」の精神世界がある。アナグロの大切さを今一度思い返してみては如何か等々。話の流れの中で、「あなたはアメリカをどのように思っていますか?」と言う問い掛けもしました。勿論、人それぞれに意見を異にすることもありますが、正に議論し理解の溝を埋めていくことが民主主義の根幹にあるものではないかと愚考する次第です。

ワイガヤ会が終わった後に初参加のハシヅメさんからFB友達の申請があり承認。そのやり取りの中で今日の感想として、「自分は大企業なんてつまらないだろうと思ってベンチャー企業に入ったので、60-70代の知り合いがすっかり抜けているのですが、皆様のようにしっかり働いてきた方々とお話しできて良かったです。クローズドな少人数の集まりで、上質な時間を勿体ないと感じていました」と言うメッセージを頂きました。

多岐に亘った今回の内容を詳細に報告することは出来ませんが、世田谷稲門会の役員・幹事として尽力しているのも利他の精神からのもので、決して何かのリターンを求める利己の精神でやっているものではありませんが、結局は、満足と言う形で自分に戻ってくるものなのだろうと言う共通の認識に至りました。

これまで12回続けてきたワイガヤ会は、「継続は力なり」の精神でこの先も続けていくことになりました。次回第13回は、11月6日(日)午後4時からの開催です。Zoom IDなどは改めてメーリングリストでお知らせしますので、たくさんの皆さまのご参加をお待ちしております。  

(世話人代表:佐伯基憲・昭和45法・きぬた会・2022・10・3記)

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