梅雨入り間近を感じさせる肌感覚の6月15日午前、三軒茶屋で6月例会がありました。通例は第2土曜日ですが、稲門会の催しの関係で1週間遅れの開催でした。
テーマは「上杉謙信 越山会の謎」で、前回に続く「戦国もの」。発表者は部会の世話人でもある尾崎周さん(1979政経・千歳)です。
上杉謙信といえば、だれもが思い浮かべるのが甲斐の武田信玄の好敵手で、川中島の戦いでの信玄との一騎打ち。最近の研究では、実像とは食い違いようですが、室町の名族、上杉氏の由来から解題を進め、謙信による後北条氏の小田原城攻め、織田、徳川との同盟、信長との対決などが紹介され、持ち時間の2時間があっという間に過ぎました。
歴史部会の特徴は活発な質疑応答ですが、今回も会員からさまざまな角度から質問があり、個人的には知的刺激に満ちたひとときを過ごせたことと思います。
歴史部会は原則、第2土曜日午前、三軒茶屋で開かれます。部会後のランチや、名所・旧跡の探訪などで、会員相互の親睦を深めています。少しでも関心のある方は林馨さんに気軽にお声替え下さい。来訪をお待ちしていります。
(藤方聡美/記)