歴史部会 9月例会(2024年)

歴史部会

今週は彼岸入り(19日)ですが、相変わらずの酷暑が続いています。9月のテーマは「水産業の歴史」。いつもの部会のコンテンツと違いましたが、先月同様、知的刺激に満ちた例会となりました。

今回の「歴史案内人」は西川正敏さん(69商)。例会での発表は初めてです。名古屋の漁師町で生まれた西川さんは、江戸時代からの伊勢湾の漁師の家系といい、御父上も魚商だったということです。

早稲田を卒業した後、「大洋漁業」に入社し、ロンドン、本社貿易部、福岡支社など、水産業の第一線で活躍しました。捕鯨が海洋環境に与える影響や、エビの輸入などご自身の体験に基づいた豊富なエピソードを紹介し、会員の関心を引き寄せました。

会員にもお馴染みの世田谷区内の大手スーパー「鮮魚コーナー」にも触れ、どの店がどの魚種に強いかなど、店の責任者の来歴などを紹介しながら話を広げ、活発な質疑応答につなげていきました。会員にとっては身近なテーマでもあり、最後まで飽きの来させない張りのある講演となりました。

個人的には若い頃に赴任した関門・下関の「唐戸魚市場」、下関港で見学した捕鯨船、鯨専門店の味など、往事の思いを馳せました。

この後、秋の「防衛省・市ケ谷台ツアー」、「山中城探訪」の報告があり、散会後には有志によるランチ会などがありました。

歴史部会は毎月第2土曜日午前、三軒茶屋で開かれます。発表の時間は午前9時半から11時半まで。正午までの残りの時間は事務連絡などにあてられます。

歴史部会は今月も新たな仲間を迎えました。歴史に少しでも関心のある方は、世話人代表でもある林馨さん(70理工)までご連絡ください。話を聞くだけでも大歓迎です。発表以外にも歴史にまつわる散策、食事会なども企画しています。

今後の予定は10月12日例会「終戦とマッカーサーの戦後政策」、10月16日防衛省見学(満員御礼)、11月以降も続きます。

(藤方聡美/記)

タイトルとURLをコピーしました