「早稲田と生きる」と題し、玉川平成会のミニ講演会が開かれました(開催日2024年9月25日 19時 場所 新橋「潮夢来」中華料理)。
講師の三木佑二郎氏は野球の早慶戦などで必ず歌われる「コンバットマーチ」の作曲家です。三木氏は昭和19年に北京で生まれ終戦後、親族の郷里の香川県小豆島に引揚げ、地元の県立高校を経て昭和41年に早稲田大学商学部を卒業しました。
在学中は応援部と漫画研究会に所属し文武両道の学生生活でした。応援部では吹奏楽団で活躍し、そこで「コンバットマーチ」を作詞作曲しました。後日、この曲がNHKの番組で取り上げられ、芥川也寸志から好きなだけ繰り返せる終わりのない曲と評価され、歌詞も替えられる便利さから、いまや高校野球の応援でも演奏されています。
三木氏の職歴は多彩で、大学卒業後は一流企業のエリート社員のほか地元自治体の町長、ジャスダック上場会社の起業などを経験し、さらにその合間に2年間2度の世界放浪の旅で地球を2周する、などなどです。そうした普通の人の何倍もの経験と実績から、三木氏が就職を控えた早稲田の若い世代に向け語る心構えとは、世評に惑わされず本質を見よ、です。嘗て光輝いた産業も30年で消えていく、無名でも世界で評価されてる日本の中小企業はいくつもある、など実例を挙げた講演に本日の参加者は全員深く頷いたのであります。
参加者 真木郁夫 犬養岬太 荻野健司 上野俊夫 佐々木誠 森 智之 吉田圭二 牧 哲郎
24/9/30 牧 哲郎 記