俳句部会 2025年活動報告

俳句部会

さくら句会(第217回)2025年1月27日(月)

一月の句会は、七名の参加により兼題の「年玉」一句と自由句二句を持ち寄り行われました。牧羊さんの友人の横山清弘さんがご見学に来られました。次回から正式参加予定です。
【参加者】恵那、牧羊、勝、まもる、楽舟、兆弥、清弘、【欠席者】利水、雪子、広、英仙
【お知らせ】
二月の兼題は「陽炎」、投句は三句(内一句は兼題句、二句は当季雑詠です)。
二月の句会は一月二十四日(月)午後二時から四時まで桜新町区民集会場二階第一会議室で開催します。

【五点句】
初春や落暉頂く富士の峰   楽舟

【四点句】
冬すみれ手のひらほどの日溜りに   まもる

【三点句】
語部の語る復興牡蠣筏   牧羊
冬温し障子に小さき鳥の影   雪子

【二点句】
年玉や今日は素直な反抗期   まもる
鈴の音の巫女二人舞う明の春   楽舟
寒明や格天井の百椿図   雪子
それとなく賀状に託す恋ごころ   まもる
初孫に背を追い越されお年玉   牧羊
寒晴に凧ゆうゆうと天を衝く   清弘
双六や腕まくりする三世代   恵那

【一点句】
活け花のいよ輝きて去年今年   利水
ふくろうの時計ありたる奥座敷   兆弥
猫逝きて手持ち無沙汰の冬の朝   兆弥
寒風に東京タワーが磨かれる   勝
年玉のふくろかじりし吾子の笑み  清弘
裸木や礎石を残す五重塔   牧羊

【無点句】
年玉に貰う当りの年賀状   雪子
ちと淋しお年玉やる孫のなし   広
酒に酔い妻にも渡すお年玉   兆弥
大きめのコインよろこぶお年玉   恵那
寒天の富士に白雲巳の如し   清弘
お年玉モノクロの写真を見とれけり   利水
初詣長蛇の列に呑まれけり   利水
枯れ枝の先の虚空や昼の月   勝
元朝や飛行機雲の蛇行せり   恵那
お年玉浪費家の子の父似かな   楽舟
寒に鍛える八十過ぎの朝散歩   広
日脚伸ぶ街にセールの旗並ぶ   広
はじめての一人買いものお年玉   勝

以上

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