NEW! 世田谷稲門会第34回定時総会開催

本部活動報告
挨拶する旭正勝会長

2025年6月8日(日)、午前11時より第34回定時総会が銀座ライオン「クラシックホール」にて開催されました。来賓の方々を含めて67名の参加となりました。

國澤俊一幹事長の司会で、まずは第1部の定時総会が行われました。世田谷稲門会会則第10条に従い旭正勝会長が議長を務め、議案Ⅰ(2023年度活動報告、決算報告)、議案Ⅱ(2024年度活動計画、予算案)が審議され賛成多数で承認されました。

その後、大学からのご来賓、東京都23区地域担当課長 人事部調査役の喜久里要氏の紹介があり、喜久里氏からご挨拶を頂きました。

第2部講演会の司会は山田泰文幹事が担当して会を進めました。講師は早稲田大学教授・常任理事の松本直樹氏。「〈神話〉が作る国家―列島古代の精神史―」と題してご講演をいただきました。

講演の松本直樹氏

ご講演では「古事記」と「日本書紀」に記されている神話について、いろいろな観点からの考察を述べられました。要約すると:「神代」に関する記述は大和王権国家の正当性を説く建国神話であるが、天照大御神を唯一絶対神であるとは説かず、日本列島各地で信じられていたさまざまな神々を登場させた。これによって、大和王権が作る神話が本物であるように装われ、日本列島全体が大和王権国家の一つのイデオロギーで覆われる結果となった。

さまざまな神々の中の一つにヒナテリヌカタビチヲイコチニという女神がいるそうですが、専門家以外にはほとんど知られていないような神様です。日本列島はシルクロードの終点であり、黒潮の流れに乗って文化が流れ着いた場所でもありました。いわば世界文化の吹き溜まりに位置していて、日本各地で世界に起源をもつ様々な神様が信じられる要因になっているそうです。日本人のルーツが神話に記されていると思うと夢があります。

第3部は懇親会です。司会は引き続き山田幹事が担当しました。ご来賓の金森大田稲門会顧問・前東京都23区支部長、熊川大田稲門会会長、石綿中野稲門会会長、尾上杉並稲門会幹事長、上村狛江稲門会会長、今村世田谷三田会会長、飯田世田谷三田会副会長の紹介があり、代表して金森氏と今村氏からご挨拶を頂きました。また、新入会員の峯明彦さん、津端尚保さんの紹介がありました。

続いて第4代世田谷稲門会会 長土倉亨一さんのご発声で懇親会がスタートしました。楽しい会話とコース料理と飲み物で皆さん満足されている様子でした。今回も獺祭と久保田を用意しましたので、日本酒も堪能して頂けたものと思います。

稲門祭記念品の購入依頼と寄付金依頼、8月30日(土)に予定されている納涼会の紹介などが行われ、閉会の辞は林馨副会長でした。最後は全員で校歌斉唱を行い、中島幹事のリードでエールの交換が行われ、午後2時過ぎにお開きとなりました。

総会におきまして地域サポート活動部会への募金2万円をお預りしました。皆様のご協力に厚くお礼申し上げます。

(榎並 俊一/記)

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