11月歴史部会は8日にいつもの太子堂区民センターで、テーマは『一万四千年の縄文文化』、担当は西川正敏さん(1969商 けやき会)です。
縄文時代は大体1万7千年前から3千年前ごろまで続いた日本固有の文明で、世界史的に見ると新石器時代に相当する時代ですが、その特徴は狩猟採集経済でありながら定住生活を営んでいた点でしょう。季節ごとに山野では山菜や木の実・シカやイノシシを狩り、海では魚介類・海獣などを捕ってかなり生活は安定していたようです。そのためか縄文時代は武器や人骨などに戦争の痕跡は無く、平和な時代だったと考えられています。
古代と言うとヤマト王権の点から近畿・九州地方が中心と考えがちですが、縄文遺跡は関東から東北、そして北海道地方に多くの遺跡が発見されています。これは1万年ほど前氷河期が終わり、日本も温暖であったことが大きいと考えられます。なお、その前の氷河期では海面が下がり現在より150mも低かった、即ち大陸とも歩いて渡れたそうです。
有名な縄文遺跡としては青森の三内丸山遺跡、東京品川の大森貝塚などが有りますが、世田谷でも桜1丁目の桜木遺跡は面積約8万㎡、350戸という大規模なもので、多くの縄文土器などが発見されています。
今後の予定は、11月29日(土)には、荻外荘をはじめとする荻窪三庭園の歴史散策・12月13日「中世ヨーロッパの武具と兵器」1月10日「山縣有朋と近代日本」を予定しています。
(林 馨/記)
