歴史部会 3月例会(2026年)

歴史部会

3月の歴史部会は14日に開催しました。会場はいつもの太子堂区民センターで、テーマは「敗軍の将侮るなかれ」、担当は尾崎さん(1979年・政経)です。尾崎さんが取り上げた敗軍の将とは、カルタゴの名将ハンニバル、アメリカ南北戦争のリー将軍、幕末の幕臣であった榎本武揚の3名です。

ハンニバルは18年にわたってイタリア半島に遠征し、ローマを追い詰めましたが、最後にはスキピオに敗れました。ローマを攻めきれなかったのには、ねたみ深いカルタゴの元老院が、対立していたバルカ家のハンニバルに充分な支援を送らなかった、という理由があったそうです。その後、カルタゴで行政官となり、庶民派として腐敗する貴族階級と戦い、最高官に上りつめています。

南北戦争で活躍したリー将軍は、奴隷解放には好意的で連邦政府の崩壊も良しとしなかったのですが、南軍の将軍として戦い、結局ゲティスバーグの戦いで敗れることになります。そうした経緯からか戦後は恩赦され、ワシントン&リー大学の学長を務め、南部の復興に尽力したそうです。

榎本武揚は幕末、海軍を率いて薩長軍と戦い、最後は五稜郭に立てこもり、薩長軍に抵抗しましたが、結局降伏しました。しかしその後、黒田清隆や福沢諭吉の助命運動により命を救われ、海軍中将として樺太・千島交換条約の交渉にあたるなど、政府の要人として活躍しました。

最終的には戦争には勝てませんでしたが、それぞれ有能で、敗戦後も活躍した人物であることが理解できました。

今後の例会は、4月11日は担当佐藤で「愛新覚羅家と満州建国:溥儀と川島芳子」を、5月9日は佐々木さん、6月13日は西川・日野さん、の講演を予定しています。

(佐藤 正和 記) 

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