NEW! 歴史部会4月例会(2026年)

歴史部会


四月歴史部会は11日に開催しました。会場はいつもの太子堂区民センターで、18名が出席しました。テーマは『愛新覚羅家と満州建国:溥儀と川島芳子』、担当は佐藤正和さん(1982理工・さくら会)です。

20世紀初頭のアジアは、日本の大陸における権益拡大、ロシアの東アジア進出、そして中国の清朝崩壊・群雄割拠・第二次大戦を経ての独立、そこに欧米の利権も絡んでと、まさに激動の時代でした。この時代に主役とはなれなかったが歴史上のわき役として、誰もが名前は知っている二人です。

溥儀は女真族愛新覚羅家の清朝最後の皇帝、辛亥革命により退位させられましたが満州国設立に伴って執政となります。そして第二次大戦終戦後中華人民共和国にて戦犯として「再教育」をされ、その後釈放されて一市民として生涯を終えました。

川島芳子は、ご存じの方も多いと思いますが実は愛新覚羅家の一族で日本人ではありません。川島浪速の養女となり、「男装の麗人」として満州で活動、有名なのは溥儀の皇后である婉容を天津から旅順へ連れていった事でしょうか。戦後彼女は中国国民軍に逮捕され、売国奴として処刑されました。実は川島浪速の養女と言っても法律上の手続きがされておらず、もし法律上も養女であれば刑は免れたと思われます。

その他、佐藤さんは満州国設立の経緯や清国との歴史的関係、についての説明や我々も記憶にある「天城山心中事件」などにも触れて、2時間の講演を終えました。

今後の予定は5月9日「病院の歴史」、6月13日「明治時代の日本陸軍」・「2項道路について」で、5月30日(土)には、目黒区駒場の「旧前田侯爵邸」の歴史散策を予定しています。

(林 馨 記)

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