赤穂義士を訪ねて(ウオーキング部会)

ウォーキング部会

2022年(令和4年)11月19日(土)午後1時にJR高輪ゲートウエー駅に有志10名の会員が集合。天候はやや肌寒いが快晴の絶好のウオーキング日和。今回は当日世話人の矢後勝洋さんの案内で、渋谷に負けじと大開発プロジェクトを敷く品川駅を背にまずは高輪方面に向かい、忠臣蔵の聖地・泉岳寺を訪れた。

当日は泉岳寺の新住職の就任式に当たり厳かに式典が執り行われていた。購入した線香(入場料)で浅野内匠頭長矩公墓、夫人瑶泉院墓、大石内蔵助良雄などの眠る赤穂義士墓地を巡り、全義士一人一人に向かい供養をした。大石内蔵助の墓は当時の幕府に配慮したのか大きな墓ではなかった。

続いて細川家下屋敷お預かりの”大石良雄外十六人(17人)忠烈の痕(切腹した場所)”を見学。旧細川邸内の樹齢700年のシイの木が往時の哀しさを偲ばせてくれた。その後、白金高輪方面に移動。昭和8年に消防署庁舎として建設された現在の高輪消防署二本榎出張所を見学。当時としては洒落た建物で屋上の望楼からは東京湾を眼下に眺望できたという。最後に幕末の攘夷の波に翻弄された東禅寺を見学。この寺は日本最初のイギリス公使館が置かれたところ。幕末に異国人を住まわせたということで”穢れた寺”と誹謗された。三重塔が立派。

今回も知的好奇心を満たすひと時を過ごし、心地良い汗をかきながら品川駅にたどり着いた。ここで一旦解散し、一部は近くの居酒屋で反省会をして帰路に着いた。

(文責・桃井清治)

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