世田谷ぶらさんぽ 松陰神社

世田谷ぶらさんぽ
松陰神社
松陰神社

松陰神社は幕末の思想家である吉田松陰を祭神とする神社で、山口県萩市と世田谷区若林に所在する。NHKの大河ドラマ「花燃ゆ」で一躍有名になった松陰の墓所がある。

松陰が安政の大獄で刑死した4年後の文久3年(1863年)、高杉晋作など松陰の門人によって小塚原の回向院から改葬され、明治15年に門下の人々により墓の近くに松陰を祀る神社が創建された。現在の社殿は昭和3年に造営されたもの。社殿脇には松下村塾の模造建物がある。

社務所の手前を左に進むと吉田松陰のほか頼三樹三郎、広沢真臣らの墓所がある。敷地に隣接する形で桂太郎の墓もあるが、あまり知られていないため参拝者は少ない。

アクセスは電車かバスだが、電車で行くのが楽しい。渋谷から田園都市線の三軒茶屋で東急世田谷線に乗り換える。カラフルでおもちゃのようなチンチン電車は乗るだけで楽しい。三つ目の「松陰神社前」で下車する。目の前には駅前商店街が続いている。ほんの数分歩くと左側に「松下村塾学び館」がある。吉田松陰について勉強したい方はここに寄るのも良い。近くには国士舘大学や世田谷区役所、豪徳寺などがある。

【アクセス】東急世田谷線、バスは渋谷から「渋52」「渋21」他多数、五反田、成城学園などからも出ている。いずれも「松陰神社前」で下車。

(榎並 俊一/記)

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