世田谷ぶらさんぽ 下北沢・森巌寺・北澤八幡神社

世田谷ぶらさんぽ
森巌寺(中に淡島幼稚園がある)

小田急線の線路が地下化されて新しく建て直された下北沢駅を降りると、眼前には開けた光景がある。まだ整備中ではあるが広場の向うには代々木のドコモタワーが見える。いずれは公園や遊歩道になるものと思う。

駅近くには本多劇場やスズナリなど大小の劇場や芝居小屋が沢山あり、演劇や漫才のメッカとなっている。また商店街には古着屋や飲食店も多く、若者たちであふれかえっている。毎年「カレーフェスティバル」が開催されている。

南口商店街を左に100mほど歩くと、茶沢通りに出る。下北沢と三軒茶屋を結ぶ地元の幹線道路だ。この道を歩いてもよいが、車が多いので一筋入ったところを平行に走る遊歩道を三軒茶屋方面に向かって歩く。10分も歩くと遊歩道は終点となり左手に森巌寺がある。浄土宗に属し1608年に結城秀康の位牌所として建立された。また、境内には森巌寺経営の淡島幼稚園が併設されている。実は筆者は68年前にここに通っていた。

森巌寺からものの1分としないで左手に北澤八幡神社が見える。起源については必ずしも明確ではないが、世田谷城主であった吉良家が勧請したと伝えられる。境内には本殿の他に神楽殿などもあり、毎年5月のゴールデンウイークには代沢芸術祭が開催され、当会の寺島邦夫さん(S38政経)がバンドを率いてニューオーリンズジャズ演奏を披露している。因みに宮司の矢島嗣久さん(S32法)は当会会員である。

(榎並 俊一/記)

【アクセス】小田急線、京王井の頭線「下北沢」から徒歩10分、その他バスも数路線あり、「代沢小学校」バス停が近い。

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