同じ勝ち点3で迎えた早慶戦。何としても勝ち点を挙げて単独2位の座を確保したい両チーム。1回戦は劇的なホームスチールなどもあり先勝したが、2回戦、3回戦と連敗し、今春も賜杯に届かなかった。小宮山監督の1年目の春シーズンも終わった。しかし監督もそれなりに手ごたえを感じているようだ。そして中村卓也(大阪桐蔭・内野)をはじめ田中星流[仙台育英・投手)、蛭間卓也(浦和学院・外野手)、名倉侑田(日大豊山・投手)、等々有力新人も入学し選手層も厚みを増してきた。今後も期待したい。
さてラグビー部だが、6月9日(大分市営陸上競技場)の対明大戦では14-29と完敗し昨年覇者の実力を見せつけられた。6月16日の対帝京戦を残しているが、FW特にフロント・ローの人材不足が致命的だ。何とか地道に実力を蓄えて秋のシーズンを迎えたいものだ。
(小林 昭一郎/記)
またしても賜杯には届かなかった、王座奪還に挑んだ昨年の早大野球部。春季リーグ戦3位、秋季リーグ戦2位で終盤となった。しかし今回、小宮山悟新監督(平02教卒・千葉・芝浦工大柏高)が就任。コーチには早大2・3年時に早大史上初の4連覇を二塁手として経験している田中浩康氏(香川尽誠学園高、早大を経て2005年ヤクルト入団、17年にDeNAに移籍し、18年限りで現役引退。ベストナイン2回、ゴールデングローブ賞1回)を招聘。
田中コーチの指導の原則は、「基本が大事」。小宮山新監督と田中コーチがタッグを組んで6季連続で優勝を逃す形となったチームを再建する。
(小林 昭一郎/記)