歴史同好会 四月例会

歴史部会

 2023年4月は8日(土)に、「ロスチャイルド家」と言うテーマで、佐藤正和さん(1982理工・さくら会)担当で開催しました。

 ロスチャイルド家と言えば、世界でもっとも資産を持つ財閥として知られていますが、18世紀半ば、フランクフルトで生まれたマイアー・アムシェル・ロートシルトがヴィルヘルム一世の知己を得てロスチャイルド商会を設立、傭兵業で莫大な利益を上げたヴィルヘルムの御用商人として金融業に進出しました。

 マイアーは5人の息子をドイツ・オーストリア・フランス・イタリア・イギリスに派遣し、ロスチャイルド家の国際ネットワークを確立しました。ナポレオン戦争ではフランス敗北の情報をいち早く入手し、巧みな情報操作で膨大な稼ぎを得て、イングランド銀行・米国中央銀行で紙幣発行権を独占するなど、着実に世界の金融業界を牛耳るようになっていきます。現在では金融業のみならず通信情報・エネルギー・軍需・ダイヤモンドなど、多くの業界をその傘下に収めています。

 その影響力は経済界だけでなく世界の政治や軍事にまで深く及んでおり、ウクライナ戦争は、帝政ロシアのユダヤ人迫害に端を発した米国中枢のユダヤ系人の反ロシア活動と利権がその根源という事です。

 歴史同好会は原則毎月第二土曜日にキャロットで開催していますが、最近世間の活動再開に伴って場所の確保が難しくなってきました。5月は19日(金)にキャロットで「重要文化財に指定の城郭7城」、6月は10日に太子堂区民センターで「弥生時代~」と開催します。

 興味のある方は話を聞くだけで結構ですから覗いてみませんか。

(林 馨 記)

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